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壁の割れ目のBAKKEEN AIRPLANE [Collection]

あのね、ウチのマンションね、なんとなく傾いてるっぽくてね……ええ、地盤の関係で傾いてるんですよ…。それが原因だかなんだかわからないんですけれどね、部屋の要所要所に歪みと隙間が来ていましてね……壁紙がけっこう激しく割れてるんですよ……

まぁそんな場所は隠します。
一番激しい割れ目は版画を壁にかけて誤魔化してますよーん。



もうずいぶん前から集めている銅版画家『小浦 昇』さんの1988年の作品
この作品タイトルは『BAKKEEN AIRPLANE』(作品サイズ450mm×600mm)
小浦さんの作品の中でも、セピア色・オレンジ・ブルーなど色数の多い珍しい作品。小浦さんの作品は、80年代から90年代の作品が好きなので、ド真ん中ですね。

ちなみに額吊金具はこの洋額フックがおすすめ。額を飾ってない時もサマになり、かなり重量のある額装も吊れますよ。

実はコレ、多分5年以上前に中身(シート)だけを買ったんですよ。買ったというか落札したというか。ものっっっそぉい安い値段でYahooオークションに出品されてたのを偶然発見しましてね奥さん。正規値段(?)を知っているのでマジびっくりして慌てて本気で入札したんですが、年末だったせいか競う相手も現れず一人勝ちでしたヒャッハー。というわけで、通常だったらアリエネー値段で手に入れました。あまりの値段の安さにシートが手元に届くまでは「実は版画ではなくポスター(印刷の量産品)でしたって詐欺なオチだな絶対」と思ってた(笑)

そんなわけで思いがけなく手に入れた版画を、やぁっと額装しましたよ(←実は額装がちょっとめんどくさいので延び延びにしてた)
厚いブラック(ウッド)額装で、ダブルマット(←これ作るのがめんどくさい)
いつも小浦作品はダブルマットで額装です。うん、ダブルマットが似合うと思うんだ。

小浦さんの作品は、凹版印刷の技法の銅版画です。
銅版画のなかの『アクアチント』という非常に技術の要る技法を使って描かれています。アクアチントというのは銅版の上に細かく砕いた松脂などを敷いて被せて、そのあと硝酸で腐蝕させて凹版印刷の凹の部分(凹んだ部分にインクが入る)を版に作ります。凹みが浅ければインクが浅く乗って薄く、凹みが深ければ濃くなるので、腐蝕時間などをコントロールします。腐蝕中は版の状態が薬品の中に沈んで見えないため、どれくらい腐蝕させるかは職人の勘。なのでこんなに大きな作品を作るのはマジ大変なのです(よくこんな大きな版作れるなぁって思う)




エディションは『3/75』
75枚ちょっと刷ったうちの3枚目という意味。
アクアチントの版はとっても繊細なので、あまり枚数も刷れないんですね。それなのに版画(特に銅版画)はプレス機で高圧をかけて印刷(?)することから、繊細な版は刷れば刷るほど劣化してしまいます。なので(個人的に、なのですが)可能なら若いエディションを選びます。


小浦さんの特徴は、なんといってもあの夢の記憶のような青い色。
こちらは寝室にずっとかけてある作品『THE MEETHING PLACE』1990年の作品。『駅に行く』のシリーズかなぁ。こんなかんじで、非常に美しく濃い透明な瑠璃色の世界なのです。





あぁ、『IRON MOON』シリーズが欲しい…何枚かもっているのですが、同じ版でブルーバージョンとオレンジバージョンがあったりするんですよね……ズ…ズルイ……揃えたくなるじゃないか…いやムリだけれどさ…くくぅ…………

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