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【簡単装着名古屋帯『マジックテープ帯』の作り方】 [小ネタ]

野菜もりもりスイーツ奥様の為にマジックテープ帯を一個作ったので、一緒に作り方の御紹介しちゃいます。



『マジックテープ帯』、要するに『作り帯』です。でも帯を切らなくてもいいので、飽きたら元に戻せるんですよコレ。

お太鼓の形がキッチリ完璧に作ってあるので、装着する時は、前に帯板入れながらウエストにクルンと巻き付けて、お太鼓の裏のマジックテープでペッタンと固定。それから帯枕して帯揚げして帯〆キュって締めればもう大丈夫、普通に帯しているのと見分け付かない外観です。帯枕は下にズレ落ちて来ないし形も崩れない、マジックテープで止まっているのでギューギュー締めなくてもヘーキなのでチョ〜ラクチン。



オオノもこれ、よく使っています。
車移動が長いときや着物を着る時間がない時などに使っています。たみこさんにも作ってあげたっけ。肩を痛めて腕が後ろに回り難い時にコレ使ってました。で、腕治ったら解いて元に戻していましたよ。
ま、そんなわけで、簡単に作れちゃうし、元に戻せちゃう、それに、帯枕を仕込んでからマジックテープでペタンと付けるだけなので装着もカンタン、初心者さんにはお勧めなんです。

作り方はとても簡単です。大抵どんな名古屋帯でも作れちゃいますよ。
折り紙でツルが折れて、ぞうきんが縫えれば作れますよ~。

【1:帯をLの字に。お太鼓と胴の位置をキメます】

まずはお太鼓の所を作ります。
ほら、名古屋帯って、お太鼓の辺りが二重になってるから、お太鼓になる部分と胴になる部分と境目があるでしょ?ちょうど、帯を結ぶとき、背中で一結びするときのあの辺りです。
あの境目の辺りを目安に、帯をLの字に折ります。んで、胴の部分を半分に折ります。
(胴の部分を二つに折ったとき、口は上が空いています。)



名古屋帯に限らず、大抵帯って、お腹のあたりに柄がありますよね、裏と表に違う柄があって、手を右に持つか左に持つかで、表裏どちらかの柄を表に出すか決める。
あの調整は、ここで胴とお太鼓を直角L字に折り畳む時、胴を右に流すか左に流すかで決めます。
ウマい位置で柄が出ないよ~というときは、直角L字に折り畳む位置をずらして調整したり、見えない所を折り畳んで縮めたりして調整します。
一回作っちゃうと、ああ、そういうことかぁ〜って分かりますヨ。
(ちょっとここは慣れが必要かも?でも多分、特殊な帯じゃない限り、その調整はほとんど必要ないかも~)


【2:『お太鼓』のカタチをつくっちゃいます】

ここが一番試行錯誤しちゃうかも?『お太鼓』の形を作ります。
お太鼓の部分:垂直 and 胴の部分:水平 になっているわけですが、こんなふう↓に、垂直部分のお太鼓を折り畳んで『お太鼓』の形を決めます。



帯の胴にあわせて『垂れ』の位置を決めたら、残りを うにょ~と輪を作り、それを下に倒して……
あ、普通の名古屋帯を結ぶときのアレとおなじですね。(あ、そう、二重太鼓だってマジックテープ帯にしちゃえるんですよ。あれ、山の位置を決めるの苦労しちゃうんですよね〜ってオオノだけ?)



ホイよ、お太鼓のカタチが出来ました↓。
お太鼓の柄がウマく出ないときは、【1】でキメた境目の位置をずらしたり、【2】で最初に直角に曲げるとき、ウマく余った部分をどこかに折り畳んだりして調整します。
『垂れ』の長さや位置も要チェックです。



不安だったら、こんなふうに帯枕を入れてみて大きさを確認してみてネ。
帯枕を入れると意外と小さくなりますよ



このあと、ひっくり返したりいろいろするので、お太鼓が崩れない様にクリップであちこちを仮留めしておくと良いかも。

【3:胴をつくりますよ】

お太鼓の大きさが決まったら、半分くらい出来上がっちゃったも同然です。

そのままヨイショーと表裏全体をひっくり返します。
(せっかくお太鼓キメたのに、ここで崩れちゃうのよね(笑)だからあちこちクリップで止めておくのもテです。)



ひっくり返したら、さっき半分に折った胴を折り返しますよ。
胴の部分は、この写真で言ったら左に伸びているのですが、先が右に来るように折り返してきます。



そうしたら、再び全体をひっくり返して表面に戻します。

【4:『手』を作ります】

ひっくり返して表側にしたら、さっき折り返した胴の先っぽを長く引き出して、反対側に折り返します。
(写真でいうと、胴の本体は右の方に伸びて行って、左に折り返して来ています。なので胴の先っぽが左に見えていますので、その左の先をまた折り返して右向きに畳みます。)



折り返した所をお太鼓の中に通しますよ。これで『なんちゃって手』が出来ました。



これでカタチが完成です!

↓↓この後、帯を固定して行きます。↓↓

【5(仮):形が崩れないように、あちこち要所要所を糸で止める】

形が完成したので、形が崩れないように、あちこち要所要所で糸を使って縫い止めます。
形を決めたら糸で止めて固定するのですが、先に6のマジックテープを付ける作業をしてもオッケーです(形を固定する前にマジックテープを縫い付ける場合、マジックテープを縫い付ける位置を決めたら、帯を解いてマジックテープを縫い付けた後、再び形を作り直さなきゃいけません)

あまりにも、あっちもこっちも端から端までガッツンガッツンみっちり縫い止めると、意外と融通が効かなくて、作り帯というのがバレちゃいます(笑)
なので、縫い止める所は『真ん中のところだけズレないように一カ所』みたいに要所要所だけにするとイイカンジです。

【6(仮):マジックテープを付ける】

一度自分の体に巻いてみて、どこらへんにマジックテープがあると良さげかチェックしたあと、マジックテープを縫い付けて完成です。



ここで2つ方法があります。
マジックテープをどのタイミングで縫い付けるかです。

1:あちこちを糸で止めて、形を固定しちゃってから、マジックテープを手縫いで縫い付ける。
2:マジックテープを縫い付ける位置を決めたら、帯を解いてマジックテープを縫い付けた後、再び形を作って形を固定する。

それぞれ長所短所があります。

1の手縫いは、帯に対する針のダメージが少ないので、目の詰まった帯などは適します。でもマジックテープは固いので縫い付けるののがちょっと大変かも。後から解いて元に戻す予定がある方は、こちらを採用すると良いかもです。

2のミシン縫いは、マジックテープがしっかりと帯に縫い留められます。でも解いたとき、ミシンの針穴がちょっと残っちゃうかもしれません。もう作り帯にしちゃって元に戻さないよーという方はコッチが手軽です。

マジックテープの位置は、実際にカラダに巻き付けて『この辺にマジックテープがあるといいかも』って決めるといいです。ある程度融通が効くので多少のことはヘ〜キです。



↑ああ!この写真!!! 胴の先のほうのマジックテープの位置、反対になってる!スミマセン、これじゃ胴に巻き付けた時マジックテープ同士が噛み合いませんよね。正しくは反対側ですゴメンナサイ

オオノは元に戻さないし手縫いがメンド~なので、いつも2のミシン縫いなんですよぅ。
【6】の先にミシンでマジックテープを縫いつけてから、【5】の縫い留めをします。
マジックテープの位置を決めたら、マチバリでマジックテープを帯に仮止めして、ミシンでマジックテープをガガガっと縫って、もう一回組み立てて、あちこち縫い止めて固定して、完成ですー!




マジックテープにもコツがありまして、マジックテープって、堅い側と軟らかい側がありますヨネ、お太鼓の裏に縫い付ける方を『マジックテープの軟らかい側』・胴の先に縫い付ける方を『マジックテープの堅い側』にすると、使い易い気がします。
そして、写真のように双方とも同じ面積にする必要は無くて、『堅い側』の面積を少なくした方が(半分くらいでOK)『帯揚げにマジックテープひっかけちゃったー』とかいう事故が少なくてすみます(笑)


というわけで、なんちゃって作り帯『マジックテープ帯』の御紹介でした。

実はコレ、人形の帯をどうやって作ろうか考えていたとき思いついたのですよ奥さん。
人形の帯作ってて『あれ、これ、ニンゲンでも出来るんじゃね?』って思いついて作ってみたらイイカンジ。
この時ばかりは『オオノ天才[ぴかぴか(新しい)]』って思った(おいおい)